FreeBSD

FreeBSD
アイコンが表示されたFreeBSD 13.1のUEFIブートローダ
開発者 The FreeBSD Project
OSの系統 BSD
開発状況 開発中
ソースモデル オープンソース
最新安定版

14.1-RELEASE - 2024年6月4日 (2024-06-04)[1] [±]

13.3-RELEASE - 2024年3月5日 (2024-03-05)[2] [±]
リポジトリ ウィキデータを編集
パッケージ管理 pkg, ports
プラットフォーム x64, x86-32, ARM64, ARM, RISC-V, PowerPC, PC-98, SPARC64, Alpha, IA-64, MIPS, Xbox, Wii, Xen, Nintendo Switch
カーネル種別 モノリシックカーネル
(モジュールも使用)
ライセンス BSDライセンス
ウェブサイト www.freebsd.org

FreeBSD(フリービーエスディー)は、フリーでオープンソースのUnix系オペレーティングシステム (OS) である。Research UnixをベースにしたBerkeley Software Distributionに由来しており、最初のバージョンは1993年にリリースされた。2005年には、FreeBSDは最も人気のあるオープンソースのBSDオペレーティングシステムとなり、単純に寛容にライセンスされたBSDシステムのインストール数の4分の3以上を占めていた。

FreeBSDはLinuxと似ているが、 範囲とライセンスに2つの大きな違いがある。すなわち、Linuxはカーネルデバイスドライバのみを提供し、システムソフトウェアをサードパーティーに頼っているのに対し、FreeBSDはカーネルデバイスドライバユーザーランドユーティリティ、およびドキュメントといった完全なシステムを維持している。FreeBSDのソースコードは通常、寛容なBSDライセンスでリリースされており、Linuxで使われているコピーレフトGPLとは対照的である。

FreeBSDプロジェクトには、ベースディストリビューションに含まれるすべてのソフトウェアを監督するセキュリティチームが含まれている。広範囲のサードパーティー製アプリケーションを追加するには、 pkgパッケージ管理システムやFreeBSD Portsを使ったり、ソースコードをコンパイルしたりしてインストールすることができる。

系譜的にはUNIX本流ともいえるOSであり、過去にはHotmailなどのサーバとして利用されていた実績を有するが、現在では多くがLinuxに置き換えられている。現在の利用状況に関しては、デスクトップOSのシェアは0.01%以下で計測不能であり[3]、サーバOSのシェアは0.2%程度と[4]、泡沫ともいえる厳しい状況が続いている。一方でNetflix社のようにFreeBSDサーバを積極的に活用し[5]、1台あたり400Gbpsという規模のコンテンツ配信を行っているところもある[6]

  1. ^ FreeBSD 14.1-RELEASE Announcement”. The FreeBSD Project (2024年6月4日). 2024年6月5日閲覧。
  2. ^ FreeBSD 13.3-RELEASE Announcement”. The FreeBSD Project (2024年3月5日). 2024年3月28日閲覧。
  3. ^ https://news.mynavi.jp/techplus/article/20200803-1197975/
  4. ^ https://w3techs.com/technologies/details/os-bsd
  5. ^ Netflix Open Connect アプライアンス”. 2021年10月19日閲覧。
  6. ^ Gallatin, Drew (2021年9月19日). “Serving Netflix Video at 400Gb/s on FreBSD” (PDF). 2021年10月19日閲覧。

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