HACCP

HACCP(ハサップ[1]、ハセップ、ハシップともいう[2][3]。統一された呼称はない[4]英語: Hazard Analysis and Critical Control Point)は 食品を製造する際に工程上の危害を起こす要因(ハザード; Hazard)を分析し(アナライズ; Analyze) 、それを最も効率よく管理できる部分(CCP; 必須管理点)を連続的に管理して安全を確保する管理手法である。

日本では1975年(昭和50年)に「危害分析重要管理点」と紹介された[5]が、海外の事情に詳しい専門家は「危害要因分析(に基づく)必須管理点」と訳している(近年日本では、たとえばISO 22000:2005[6]などにおいて“危害分析”から“ハザード分析”と云う呼び方に変更されつつあり、「ハザード」とは危害要因であるとする解釈が増えてきている)

  1. ^ HACCP(ハサップ)”. 厚生労働省. 2018年10月15日閲覧。
  2. ^ 食品安全委員会 (2005年9月6日). “食品の安全性に関する用語集” (PDF). 食品安全委員会. p. 50. 2018年10月23日閲覧。 “頭文字の略語としてHACCP(ハサップ、ハセップ、ハシップともいう)”
  3. ^ 産業動物臨床部会常設委員会 (2012年8月8日). “第 15 回産業動物臨床・家畜共済委員会の会議概要” (PDF). 産業動物臨床部会常設委員会. p. 2. 2018年10月23日閲覧。 “「HACCP」の呼称は、平成5年、農林水産省(農水省)では「ハシップ」、厚生労働省では「ハセップ」と呼んでいたが、厚生労働省(厚労省)が流通・加工業界での取り組みを進めるうちに一般的に「ハセップ」と呼ばれるようになった。”
  4. ^ 矢田 富雄「食品安全性・衛生性確保とHACCP」『日本食生活学会誌』第7巻第3号、日本食生活学会、1996年3月、25頁、doi:10.2740/jisdh.7.3_252018年11月18日閲覧。「日本では,ハセップ,ハサップ,ハシップなどと呼ばれているが,統一された呼称はない.」 
  5. ^ 河端俊治 (1975). “食品工場における新しい微生物管理,危害分析・重要管理点方式について”. モダンメディア (栄研化学株式会社) 21 (12): 519-526. 
  6. ^ ハザード分析:一般(7.4.1)/ISO22000”. ISOの窓 (2007年2月7日). 2018年12月10日閲覧。

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